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ニュースレター(機関紙)

海外感染症情報(2016.7)
NL16070108
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イ)FORTH情報
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厚生労働省検疫所のホームページFORTH(For Traveller's Health)からの情報です。
最新(ニュースレター発行時)の更新情報のみを掲載します。
それ以外のものについては同ホームページを参照下さい。

★インフルエンザにつきましては、情報が頻繁に更新されていますので、直接、
海外邦人医療基金ホームページの
「インフルエンザについて」
及び「鳥インフルエンザについて」
アクセスして下さい。

1.(2016/07/19) 黄熱の発生状況。(更新11)
2.(2016/07/15) ジカウイルス感染症の発生状況。(更新22)
3.(2016/07/07) 中東呼吸器症候群コロナウイルス(MERS‐CoV)の発生。(更新21) 
4.(2016/07/04) 鳥インフルエンザA(H7N9)の発生状況。(更新8)
5.(2016/06/29) 人畜共通インフルエンザ感染症の発生状況。
6.(2016/06/28) WHO声明:緊急時には低用量で黄熱ワクチンの使用が可能です。

*この他に特に医療関係者向けのニュースがありますが、詳しくは
ホームページをご覧下さい。


◆1.(2016/07/19) 黄熱の発生状況。(更新11)


 2016年7月15日付けで、WHOより黄熱の発生状況が公表されています。ここでは、概要、リスク・アセスメント、感染対策を取り上げます。アンゴラ、コンゴ民主共和国、ウガンダ、その他の国での個別の発生状況も掲載されていますので、詳細は原文でお確かめください。

概要

●アンゴラでは、7月8日現在、疑い患者3,625人が報告されました。そのうち、確定患者が876人でした。死亡者数は357人でした。そのうち117人が確定患者から報告されました。疑い患者は18ある全ての州から報告され、確定患者は18州のうち16州で125地域のうちの80地域から報告されました。
●集団予防接種キャンペーンは、ルアンダ州から始まり、現在では、感染が発生している他の地域のほとんどに拡げられています。最近は、このキャンペーンの焦点が国境地域に当てられています。ワクチン接種を拡大させる努力にもかかわらず、ウイルスの流行は続いています。
●11の集団予防接種キャンペーンが、Benguela(ベンゲラ)、Huambo(ウアンボ)、Huila(ウイラ)、Kwanza Sul(クアンザ・ノルテ)、Kwanza Sul(クアンザ・スル)、Lunda Norte(ルンダ・ノルテ)、Uige(ウイジェ)の各州のいくつもの地域で、対策として、また、対策の先手を取って、続けられています。この他に6つの集団予防接種キャンペーンが完了間近となっています。(接種できなかった人の)掃討キャンペーンがCunene(クネネ)、Lunda Norte(ルンダ・ノルテ)、Uige(ウイジェ)、Zaire(ザイーレ)の各州の一部地域で実施されています。
●報告される疑い患者数の増加以外には、最近、コンゴ民主共和国(DRC)での疫学的な発生状況に関する情報の更新はありません。技術的な問題により、この3週間、DRCの国立研究所では如何なる黄熱疑い患者の確認も棄却もできていません。(2016年7月11日までに)入手できた最新の情報によれば、(6月24日までに)確定診断患者68人と死亡者85人を含めて、報告された疑い患者数は1,798人に上っています。患者は国内26州のうちの5州22衛生行政地域から報告されました。確定患者68人のうち、59人はアンゴラからの感染輸入患者で、2人は(流行とは関係のない)森林型黄熱患者、7人は国内感染患者でした。
●コンゴ民主共和国(DRC)では、調査活動への取り組みが強化され、ワクチン接種キャンペーンが感染の発生しているキンシャサとコンゴ中部州を中心に行われています。感染対策としての予防接種キャンペーンが、キンシャサ州Kisenso衛生行政地域、Kwango(クワンゴ)州Kahemba、Kajiji、Kisandji衛生行政地域で7月20日から開始されます。
●ケニア(確定患者2人)、中国(確定患者11人)の2か国では、アンゴラから持ち込まれた黄熱の確定患者が報告されました。これは、予防接種を受けていない旅行者を介して国際的に拡散するリスクがあることを強く示唆しています。
●現在、7か国(ブラジル、チャド、コロンビア、ガーナ、ギニア、ペルー、ウガンダ)では、アンゴラの流行と関係のない黄熱の流行や散発例が報告されています。
●2016年5月19日に招集された緊急委員会(EC)からの助言に基づき、事務局長は、アンゴラとコンゴ民主共和国における都市型黄熱の流行が国を挙げて活動を結集し国際支援の強化を確保すべき公衆衛生上の深刻な事態であると判断しました。しかし、この事態は、現時点で国際的に脅威となる公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)には該当していません。
●WHOの予防接種に関する専門家の戦略的諮問委員会(SAGE)が、標準用量の1/5の使用量でも12か月間以上にわたり感染から保護できることが示されていることの科学的根拠について検討を始めました。分割投与として知られるこの投与方法が、緊急時にワクチンの備蓄量が不足する可能性のある現況において、短期間の対策として検討されています。
(以下、略)

FORTH記事


◆2.(2016/07/15) ジカウイルス感染症の発生状況。(更新22)


 2016年7月14日付けでWHOより発表されたジカウイルス感染症(いわゆるジカ熱)の発生状況に関する報告です。ジカウイルス感染症の発生状況は以下のとおりです。

概要

●WHOと加盟国は、さらにジカウイルス感染症の感染伝播の発生レベルを特徴付けることで、集団感染や国内感染の発生、並びに蚊の媒介による感染伝播の遮断を構成する要素の定義を確立させました。この分類の定義は、2016年7月7日の発生状況報告から使われています。
●2007年以降2016年7月13日現在、合計65の国と地域で蚊の媒介によるジカウイルスの感染伝播の証拠が報告されています(2015年以降、合計62の国と地域で蚊の媒介によるジカウイルスの感染伝播の証拠が報告されています)。蚊の媒介による感染伝播の内訳は以下のとおりです。
  ・48の国と地域で、2015年以降に初めてジカウイルスの流行発生が発生しました。
  ・2016年に、国内感染の高い可能性、又は蚊の媒介によるジカウイルスの感染伝播の証拠が4か
   国(インドネシア、タイ、フィリピン、ベトナム)から報告されました。
  ・13か国では、2015年までに地域での蚊の媒介によるジカウイルスの感染の証拠が報告されてい
   ました。これらの国では、2016年には感染伝播が報告されていないか、流行は終息しています。
●2016年7月13日までの週に、新しく蚊の媒介によりジカウイルスの感染伝播が報告された国はありません。
●11か国で、ジカウイルスの人から人への感染伝播が起きていた証拠が報告されました。感染経路は性交渉によるとみられています。
●2016年7月13日までに、ジカウイルス感染症と関係する可能性の高い、又は先天性の感染が示唆される小頭症やその他の中枢神経奇形が、13の国と地域(ブラジル、カーボヴェルデ、コロンビア、エルサルバドル、フランス領ギアナ、フランス領ポリネシア、マーシャル諸島、マルティニーク、パナマ、プエルトリコ、セルビア、スペイン、アメリカ合衆国)から報告されています。また、WHOのアメリカ大陸事務局には、ジカウイルス感染症が発生しているラテン・アメリカに最近になって旅行したことのある母親から生まれた小頭症児が3か国から報告されています。
●2016年7月13日までに、アメリカ疾病対策センターは、先天性障害のあった新生児7例とジカウイルスへの感染の可能性のある検査結果をもつ先天性障害による流産5例を報告しました。
●ジカウイルスの感染が発生している現状において、世界で15の国と地域 (ブラジル、コロンビア、ドミニカ共和国、エルサルバドル、フランス領ギアナ、フランス領ポリネシア、ホンジュラス、ジャマイカ)マルティニーク、スリナム、ベネズエラ、グアドループ、ハイチ、パナマ、プエルトリコ)で全国的にギラン・バレー症候群(GBS)の発生率の増加、および/またはGBS患者でのジカウイルス感染の検査確認が報告されています。最近、フランス領ギアナでは、GBS患者4人と重症の神経障害患者1人が確認されており、全員からジカウイルスの感染が確認されました。
●これまでの調査に基づけば、ジカウイルスが小頭症やGBSの原因であるということで、学術的に意見が一致しています。
●グアドループでは、ジカウイルスへの感染が確認されたギラン・バレー症候群(GBS)患者4人と検査中のGBS患者12人が報告されました。重症の神経症候群患者5人でも、ジカウイルスへの感染が確認され、確定診断に至っていない神経症候群患者11人でも、感染の可能性が高いか、確定診断が行われました。
●サン・マルタン島でも、ジカウイルスへの感染が検査確認された神経障害患者1人が報告されました。
●ギニア・ビサウでは、2016年6月29日に、ダカールのパスツール研究所(IPD)で、12検体のうち3検体でPC-R法検査によってジカウイルスへの感染が確認されました。12人の検体は全てジカウイルスIgMに対しては陰性の結果でした。7月1日には、新たに検体4本が遺伝子配列の検査のためにIPDに送られました。現在、結果待ちの状態です。
●ギニア・ビサウ政府は、この国のWHO事務局の支援を受けて、確認されたこれらの事態に取り組むために、強いリーダーシップを発揮しています。WCO(世界税関機構?)(原文どおり記載)は対策活動に必要となる物資を支援するために基金を役立てました。WHOのギニア・ビサウへの評価の役割として、国の対策能力を強化するために活動の優先順位を明確にすることへの支援が行われています。
●2016年7月13日には、アメリカ疾病対策センターはオリンピックで渡航することによるジカウイルス拡大のリスク評価を発表しました。評価では、オリンピックの開催に関連するジカウイルスの国際的な拡大は、4つの国に特別なリスクがあることを除いては、拡大に大きな変化はないであろうと結論づけました。これら4つの国(エリトリア、ジブチ、チャド、イエメン)の住民は、オリンピックでのウイルスとの接触以外には実質的に感染が発生する国を旅行することがないことが理由です。
●2016年2月に、WHOによって開始された感染対策に対する世界戦略の基本骨格には調査活動、感染対策、研究が含まれています。この国際的な公衆衛生上の緊急事態に対処するためにWHOと国内外の加盟国や支援組織が共同で行っている主な活動のいくつかは、2016年5月27日に中間報告が公表されています。現在、2016年7月から2017年12月までの改訂された戦略が、6月17日に公表されました。
●WHOは、ジカウイルスの発生状況の中でのさまざまな話題に関する新たな助言や情報を作成しています(http://www.who.int/csr/resources/publications/zika/en/)。企業を支援し、計画的なリスクの情報伝達、地域活動を支援するために、WHOは、最新の資料、ニュースおよび情報源を公表し、オンラインで入手できるようにしています。(http://www.who.int/risk-communication/zika-virus/en/)。
(以下、略)
FORTH記事


◆3.(2016/07/07) 中東呼吸器症候群コロナウイルス(MERS‐CoV)の発生。(更新21)


 2016年7月6日に公表された世界保健機関(WHO)の情報によりますと、サウジアラビアの国際保健規則(IHR)国家担当者は、6月21日から30日までの間に、新たに中東呼吸器症候群コロナウイルス(MERS-CoV)感染者13人をWHOに報告しました。このうち1人は死亡しています。
(以下、略)
FORTH記事


◆4.(2016/07/04) 鳥インフルエンザA(H7N9)の発生状況。(更新8)


 2016年7月1日付けで公表された世界保健機関(WHO)の情報によりますと、中国の国家衛生・計画出産委員会(NHFPC)は、2016年6月15日に、新たに死亡者1人を含む鳥インフルエンザA(H7N9)ウイルス感染者5人が検査で確認されたことをWHOに報告しました。

●報告の概要
 2016年5月7日から5月22日までの報告です。患者の年齢幅は、45歳から63歳までで、中央値は53歳でした。5人のうち、4人(80%)は男性でした。大半(4人、80%)が生きた家禽類と接触する、又はその家禽の解体処理や生きた家禽類を扱う市場と接触する機会をもっていました。人から人への感染は報告されていません。
 患者は4つの省から報告されました。江蘇省(2人)、北京(1人)、河北省(1人)、江西省(1人)からです。
 2016年6月16日付けでWHOより発表されたジカウイルス感染症(いわゆるジカ熱)の発生状況に関する報告です。ジカウイルス感染症の発生状況は以下のとおりです。
(以下、略)
FORTH記事


◆5.(2016/06/29) 人畜共通インフルエンザ感染症の発生状況。


 2016年6月13日付けで、世界保健機関(WHO)からヒトと動物に共通するインフルエンザ感染症の概況が公表されました。しばらく発生していなかったインフルエンザA(H5N1)の感染例が発生していますので、インフルエンザ(H5)の記事を抜粋して掲載いたします。

要約

●新たな感染事例:今回の更新で、新たにインフルエンザA(H5N1), A(H5N6), A(H7N9),A(H1N2)の人への感染が報告されました。
●リスクアセスメントの結果:人と動物に共通する既知のインフルエンザ・ウイルスによる全体としての公衆衛生上のリスクには、変化はありません。動物由来のウイルスによる人への感染は可能性が低いとはいえ、動物を起源とする(インフルエンザの)人への感染は想定されます。
●報告:新たなインフルエンザ亜型によって引き起こされる全ての人への感染は、国際保健規則(IHR、2005)にしたがって、報告の義務があります。これには、如何なる動物のウイルスも流行していない季節性のウイルスも含まれています。これらの報告からの情報は、今後も、人と動物とに共通するインフルエンザのリスクアセスメントを知らせていくために続けられます。
(以下、略)
FORTH記事


◆6.(2016/06/28) WHO声明:緊急時には低用量で黄熱ワクチンの使用が可能です。


 2016年6月17日、WHOは黄熱ワクチンの不足する備蓄量に対処するために、次のような声明を出しました。

 黄熱ワクチンは、ワクチンの備蓄量が不足している場合には、感染制御に対し、通常の1/5用量での投与が使用可能です。

 アンゴラとコンゴ民主共和国での流行発生により備蓄する黄熱ワクチンが不足する可能性があることを踏まえて、専門家たちはWHOによって招集された委員会で出されたこの提案に同意しました。

 WHOの予防接種に関する専門家の戦略的諮問委員会(Strategic Advisory Group of Experts: SAGE)は、標準用量の1/5の使用量でも12か月間以上にわたり感染から保護できることが示されていることの科学的根拠について検討を始めました。
(以下、略)
FORTH記事




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ロ)海外安全ホームページ医療情報
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外務省海外安全ホームページからの医療情報です。
日本人が比較的多くいる国(地域)の医療情報は下記に掲載します。
それ以外のものについては同ホームページを参照下さい。
(医療関係の情報を見るには、上記ページの「情報内容」の中の「病気」及び「医療・衛生」にチェックマークを入れて「検索」を実行してください。)

★インフルエンザにつきましては、情報が頻繁に更新されていますので、直接、海外邦人医療基金ホームページの「インフルエンザについて」
及び「鳥インフルエンザについて」
アクセスして下さい。

1.(2016/07/12) 感染症危険情報(中南米等におけるジカウイルス感染症の流行:妊娠及び妊娠予定の方は特にご注意ください)。(その16)    
2.(2016/06/29) 鳥インフルエンザA(H7N9)のヒト感染症例発生(家禽との直接接触には御注意ください)。(その4)
3.(2016/06/23) MERSコロナウイルスによる感染症の発生(ラクダへの接触は避けてください)。(その86)


◆1.(2016/07/12) 感染症危険情報(中南米等におけるジカウイルス感染症の流行:妊娠及び妊娠予定の方は特にご注意ください)。(その16)


[前回からの更新内容]
・ブラジル政府発表の小頭症疑い例等の報告件数(以下1(3))
・ジカウイルス感染症の発生地域にアンギラ(英領)を追加(以下2(1))
・ブラジルにおけるデング熱及びチクングニア熱の発生報告数(以下3)

「レベル1:十分注意してください。」
「特に妊娠中の方又は妊娠を予定している方は、流行国・地域への渡航・滞在を可能な限りお控えください。」
(以下、略)
海外安全HP記事


◆2.(2016/06/29) 鳥インフルエンザA(H7N9)のヒト感染症例発生(家禽との直接接触には御注意ください)。(その4)


1.鳥インフルエンザA(H7N9)のヒト感染症例
(1)中国の国家衛生・計画生育委員会(NHFPC)は、2016年1月以降2016年5月までの鳥インフルエンザA(H7N9)のヒト感染例の報告数を、次のとおり公表しています。
2016年1月:感染者報告数28例(うち死亡5人)
      2月:感染者報告数29例(うち死亡15人)
      3月:感染者報告数17例(うち死亡7人)
      4月:感染者報告数11例(うち死亡7人)
      5月:感染者報告数 5例(うち死亡1人)
(2)また、2016年6月13日付けの世界保健機関(WHO)の情報によれば、5月9日から6月13日までに、中国政府は、新たに死者4人を含む鳥インフルエンザA(H7N9)感染者11人が検査で確認されたことを報告しました。同報告では、感染者11人全員が生きた家禽類またはその家禽を処理する市場との接触機会があったとのことです。なお,感染者の発生地域は以下の通りです。
安徽省(1人)、江蘇省(6人)、浙江省(1人)、江西省(2人)、山東省(1人)の5省。
(3)さらに、2016年4月26日付けWHOの報告によれば、香港においても中国広東省東莞市に訪問歴のある男性に鳥インフルエンザA(H7N9)の感染が確認されています。
(4)つきましては、中国への渡航を予定している方及び既に滞在中の方は、在中国日本国大使館及び各総領事館のホームページなどから最新の関連情報を入手し、以下2.を参考に十分な感染予防に努めてください。
(以下、略)
海外安全HP記事


◆ 3.(2016/06/23) MERSコロナウイルスによる感染症の発生(ラクダへの接触は避けてください)。(その86)

○本情報の発出対象国:サウジアラビア、アラブ首長国連合(UAE)、カタール、オマーン、ヨルダン、イラン、クウェート、レバノン、イエメン、バーレーン

○その85からの主な変更点
 ・世界全体の感染者等の数(以下1.(1))
 ・サウジアラビア及びアラブ首長国連邦における新規感染者の報告(以下1.(3))

1.中東呼吸器症候群(MERS)の発生状況
(1)2012年9月以降、サウジアラビアをはじめとする中東地域を中心に、中東呼吸器症候群(MERS:マーズ)の感染者の発生が引き続き報告されています。世界保健機関(WHO)の2016年6月21日付け発表によれば、これまでに累計で1,762人の確定感染者数と、このうち少なくとも629人の関連死亡者数が報告されています。2015年には、韓国等の一部アジア地域でも中東訪問歴のある人に発症例(輸入症例)が確認されましたが、感染例及び関連死亡例の多くは中東で発生しています。中東地域に渡航・滞在される方は、特に、ウイルスの保有宿主とされるラクダへの接触を避けるなど、以下2.(2)及び(3)の予防策を参考に感染予防に努め、十分注意してください。
(2)2015年9月2日に開催された国際保健規則(IHR)緊急委員会第10回会議において、同委員会は、MERSの現在の流行状況は、依然として「国際的に懸念される公衆の保健上の緊急事態(PHEIC)」には該当しないとしていますが、更なる流行に対して強い警戒を有していると述べています。
(3)WHO等によれば、中東地域では、2013年以降、サウジアラビア、アラブ首長国連邦、カタール、オマーン、ヨルダン、レバノン、イエメン、クウェート、イラン及びバーレーンでMERS感染例が報告されています。最近では、5月15日から6月18日までの間にサウジアラビアにおいて新規感染者28人(うち死亡者1人)、アラブ首長国連邦において新規感染者1人のMERS感染が確認されました。
サウジアラビアでの感染者の急増は、リヤド市内の病院における院内感染が主な原因であり、これまでに17人の医療従事者が感染しています。
(以下、略)
海外安全HP記事