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ニュースレター(機関紙)

海外感染症情報(2016.9)
NL16090108
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イ)FORTH情報
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厚生労働省検疫所のホームページFORTH(For Traveller's Health)からの情報です。
最新(ニュースレター発行時)の更新情報のみを掲載します。
それ以外のものについては同ホームページを参照下さい。

★インフルエンザにつきましては、情報が頻繁に更新されていますので、直接、
海外邦人医療基金ホームページの
「インフルエンザについて」
及び「鳥インフルエンザについて」
アクセスして下さい。

1.(2016/09/21) 中東呼吸器症候群コロナウイルス(MERS-CoV)の発生。(更新25)
2.(2016/09/20) 黄熱の発生状況。(更新20)
3.(2016/09/16) ジカウイルス感染症の発生状況。(更新31)
4.(2016/09/13) ジカウイルス感染症とその合併症についての噂の払拭。 
5.(2016/09/07) ジカウイルス感染症の発生国への旅行者に向けての情報。(更新)
6.(2016/09/06) 国際保健規則に基づくジカウイルス及び神経疾患と新生児奇形の増加に関する第4回緊急委員会のWHO声明。
7.(2016/09/01) 黄熱に対する第2回HR緊急委員会の声明。

*この他に特に医療関係者向けのニュースがありますが、詳しくは
ホームページをご覧下さい。


◆1. (2016/09/21) 中東呼吸器症候群コロナウイルス(MERS-CoV)の発生。(更新25)


 2016年9月20日に公表された世界保健機構(WHO)の情報によりますと、オーストリアの国際保健規則(IHR)国家担当者は、2016年9月8日に、中東呼吸器症候群(MERS-CoV)の感染者1人が検査確認されたことをWHOに報告しました。これは、オーストリアで2人目のMERS-CoV感染者です。オーストリアで1人目のMERS-CoV感染者は、2014年9月30日に報告されました。

●患者の詳細情報
 患者はサウジアラビアに住むサウジアラビア人(67歳、男性)で、2016年9月4日に、オーストリアのウィーンを観光で訪れていました。9月6日に、発熱と咳の症状が現れました。この全身状態にあった患者は、9月7日には重症肺炎で入院となり、現在は重篤な容態で隔離されています。

 9月8日には、ウィーンの基準検査施設でreal-time PCR法検査によって、MERS-CoVが確認されました。

 この患者は、ラクダに餌をやっていたことから、発症までの14日間においてサウジアラビアでの家畜ラクダと接触が確認されました。患者は、サウジアラビアでは発症までの14日間に健康センターを受診したことはありませんでした。
 (以下、略)
FORTH記事


◆(2016/09/20) 黄熱の発生状況。(更新20)


 2016年9月16日付けで、WHOより黄熱の発生状況が公表されています。詳細は原文でお確かめください。

更新の要点

●アンゴラの9月15日現在の疫学情報です。
  ・今週、新たに検査による陽性患者が4人ありました。このうち2人は、最近、ワクチンの接種歴があったために棄却されました。残る2人については現在調査中です。
  ・ワクチン接種キャンペーンの第2弾が準備され、まもなく、9州12地区で始まることになっています。
●コンゴ民主共和国における9月14日現在の疫学情報です。
  ・(9月9日の発生状況の報告において)Sud Ubangui(南ウバンギ州)Budjala衛生行政地域から報告された2番目の患者は、黄熱であることが確認されました。調査によれば、この患者は森林型黄熱として分類され、流行とは関係ありませんでした。(8月26日の発生状況の報告において)Sud Ubangui(南ウバンギ州)Bominenge衛生行政地域から報告された最初の患者の調査が、現在も続いています。
  ・コンゴ民主共和国における流行に先行したワクチン接種キャンペーンは終了しました。この結果、全体での予防接種の投与率は6週で102.7%となっています。Kwango(クワンゴ州)FeshiとMushengeの衛生行政地域でのワクチン接種キャンペーンの対応策が来週には始まります。
(以下、略)
FORTH記事


◆3.(2016/09/16) ジカウイルス感染症の発生状況。(更新31)


 2016年9月15日付けでWHOより発表されたジカウイルス感染症(いわゆるジカ熱)の発生状況に関する報告です。ジカウイルス感染症の発生状況は以下のとおりです。

情報更新の要点

●先週は、新しく蚊の媒介によりジカウイルス感染症が報告された国や地域はありません。
●西太平洋地域のシンガポール、フィリピン、マレーシアで、新しい症例がみられたと報告されています。
●先週は、新しくジカウイルス感染症と関連する可能性のある小頭症や他の中枢神経系(central nerve system: CNS)の奇形が報告された国や地域はありません。
●先週は、新しくジカウイルス感染症と関連するギラン・バレー症候群(GBS: Guillain-Barre syndrome)が報告された国や地域はありません。
●2016年夏季パラリンピックは、ブラジルのリオデジャネイロで開催中です。WHOは、すべてのアスリート、ボランティア、観光客、住民のために、2016年夏季パラリンピックをできるだけ安全に行うよう保健省に技術サポートを提供し続けています。この状況において、ジカウイルス伝播の危険性はゼロではありませんが低いです。すべての人が、ジカウイルスの感染伝播を避けるためのガイダンスに従うことを引き続き守っていく必要があります。
 2016年8月17日付で公表されたWHO/AFRO(アフリカ事務局)の情報によりますと、ナイジェリア政府があらゆる手段を講じて感染対策を始めていることが報告されています。
(以下、略)

FORTH記事


◆4.(2016/09/13) ジカウイルス感染症とその合併症についての噂の払拭。


・ヤブカ属に対してより効果がある特定の防虫剤はありません。

 ヤブカ属の蚊を含むすべての蚊に対して効果的な防虫剤がたくさんあります。効果的な防虫剤は、最も一般的で生物学的な活性成分であるDEET(ジエチルアミド)やIR3535やイカリジンがあります。活性成分は製品表示に記載されています。蚊が体に止まったり近づいたとき、以下の活性成分は蚊を防いだり殺虫します。:DEET(N,N-ジエチル-3-メチルベンズアミド)やIR3535(3-[N-ブチル-N-アセチル],アミノプロピオン酸エチルエステル)やイカリジン(ピペリジンカルボン酸-1,2-(2-ヒドロキシエチル)-1-メチルプロピルエステル)。

 必要とされる活性成分の、最低のまたは最大の含有率はありません。防虫剤は、露出した皮膚や衣服の上からの蚊の咬刺に対して保護するために適しています。WHOは、チクングニヤ熱やデング熱やジカウイルス感染症のようなウイルスを媒介する蚊の咬刺に対して防御するために、効果的な措置として、できる限り衣服で皮膚を覆い、防虫剤を使用することを推奨します。

 防虫剤は、表示の指示に厳密に従って使用しなければなりません。製品の表示の指示に従って使用している場合には、これらの防虫剤の妊婦に対する使用制限のエビデンスはありません。

・オスの蚊の個体数を制御するために使用されている細菌は、ジカウイルス感染症をさらに拡散するようなことはありません。

 ボルバキアは、デング熱やジカウイルス感染症のように、蚊の体内で増殖するウイルスの増殖を止めることができる細菌で、そのため、蚊がヒトにこれらの病気を広めることを止めます。この細菌を持つオスと、メスが交尾するとき、その虫卵は孵化せず、従って蚊の個体数を抑制することができます。ボルバキア菌は、蝶やショウジョウバエやいくつかの蚊を含む、一般的な昆虫の60%にみられます。

 ボルバキア菌を持つヤブカ属の蚊は、2011年以来、デング熱(ジカウイルス感染症を伝播する蚊と同じ蚊が媒介します)を制御するために、オーストラリア、ブラジル、ベトナムを含むいくつかの場所で、試行試験の一環として放出されています。科学者たちは、2014年9月にリオデジャネイロ郊外で、何千ものボルバキアに感染した蚊を放しました。これらの先導研究の展開には、この新しいツールによって、疾病の制御と広がりの停止が成功するかを見るために、監視と評価が必要です。WHOのベクター制御諮問グループは、このような研究を設計する最善の方法に関するマニュアルを準備しています。マニュアルは、今年の後半に発出される予定です。

・ジカウイルスとその合併症は、ブラジルにおける遺伝的に改変された蚊の放出と関連しているというエビデンスはありません。

 ブラジルのジカウイルス感染症や小頭症が、遺伝的に改変された蚊によって引き起こされているというエビデンスはありません。遺伝的に改変されたオスの蚊のみが放出されており、メスだけがヒトを咬刺するので、ヒトへの疾患伝播の危険性はありません。オスの蚊の遺伝子は、将来の子孫が死ぬように改変されています。この方法は、蚊の個体数を制御するように設計されています。

 WHOは、防御の最も直接的な方法として、被感染国とそのパートナーが現在の蚊制御介入の利用を促進することを推奨し、また将来的に適用される可能性のある新しい方法を慎重にテストすることを奨励します。

・不妊化したオスの蚊が、ジカウイルス感染症の拡散の一因であるというエビデンスはありません。

 ジカウイルス感染症を止めるために開発された技術は、低線量の放射線により不妊化されているオスの蚊を、制御して大量に放出することです。不妊化したオスが交尾するとき、メスの虫卵は生存しません。不妊化したオスが自然環境で繁殖力のあるオスを上回ったとき、その蚊の集団は絶滅します。この技術は、例えば、昆虫やショウジョウバエに対して過去に使用されています。

 この技術が、小頭症症例や他のヒトの異常や欠損の増加に関連しているというエビデンスはありません。しかし、この技術の公衆衛生上の価値に対するエビデンスを確立する必要があります。WHOは、被感染国とそのパートナーが、防御の最も直接的な方法として現在の蚊の制御介入の利用を拡大することを奨励し、将来潜在的に適用する可能性がある新しい制御ツールを、慎重にテストすることを推奨します。

・ジカウイルス感染症のほとんどの症状は、季節性インフルエンザの症状とは異なります。

 季節性インフルエンザとジカウイルス感染症の両方に共通する症状は、発熱(発熱の高さは違います)や筋肉痛や関節痛です。

 季節性インフルエンザは重篤な疾患や死亡を引き起こす可能性があります。この疾患は、突然発症する発熱、咳(通常は乾性)、頭痛、筋肉痛、関節痛、重度の倦怠感(体調不良な感じ)咽頭痛、鼻水を特徴とします。

 ジカウイルス感染症は通常軽度の症状を引き起こし、ほとんどの人は症状がでません。ジカウイルス感染症の最も一般的な症状には、低めの発熱、結膜炎、筋肉痛、関節痛が含まれますが、ウイルスを持つ蚊から人が感染した数日後、または感染者と性交した数日後に症状は現れます。しかし、ジカウイルスは、致命的な状態になりうる小頭症やギラン・バレー症候群の原因であるという科学的な統一見解があります。

・ワクチンが赤ちゃんの小頭症を引き起こすというエビデンスはありません。

 フランス領ポリネシアで2013年から2014年の流行時に初めて見られた小頭症症例の増加や、最近のブラジル北東部の流行時に見られた小頭症症例の増加に、ワクチンが関連するエビデンスはありません。

 2014年に発表された文献の大規模な見直しでは、妊娠中に投与されたワクチンが先天性欠損を起こしたというエビデンスはありませんでした。ワクチンの安全性に関する世界諮問委員会は、ワクチンの安全性の問題に関して世界保健機関(WHO)に独立した科学的助言を提供しますが、2014年に同様の結論に達しました。

 加えて、国の規制機関は、ワクチンのように、公共の配布用に発出する製品が適切に評価され、品質と安全性の国際基準を満たすことを保証する責任があります。

 WHOは、各国が自国の規制制度を強化することを支援しています。

・ピリプロキシフェン含有殺虫剤が、小頭症を引き起こすというエビデンスはありません。

 WHOの科学者チームは、最近、蚊の個体数を減らすために推奨している12ある幼虫駆除剤の1つであるピリプロキシフェンの毒性に関するデータを見直しました。この幼虫駆除剤は、妊娠の経過や胎児の発育に影響を与えるというエビデンスはないことがわかりました。製品の個別審査を行ったとき、米国環境保護庁と欧州連合の研究者は同様の結論に達しました。

 幼虫駆除剤は、公衆衛生の専門家の兵器庫の中の重要な武器です。特に、水道水がない都市や町では、人々は屋外の容器に飲料水を貯蔵する傾向があります。これらの水の供給源は、ゴミや植木鉢やタイヤに貯まる可能性のある環境水と同様に、蚊の理想的な繁殖地を提供します。

 ピリプロキシフェンなどの幼虫駆除剤は、幼虫の段階で蚊を殺すために、多くの場合人々が水を貯める容器内で使用されています。人がピリプロキシフェンで処理された容器から水を飲むときは、幼虫駆除剤に暴露することになります―しかし、微量で健康に害は与えません。さらに、摂取された幼虫駆除剤の90%-95%は、いずれも48時間以内に尿中に排出されます。この製品は、1990年代の後半から使用されていて、小頭症に関連はありません。

・魚はジカウイルス感染症の拡散停止を助ける可能性があります。

 ジカウイルス感染症とデング熱の影響を受けているいくつかの国では、蚊の制御の統合的なアプローチの一環として、生物学的方法を利用しています。例えば、漁村からの強力なサポートがあるエルサルバドル共和国では、貯水容器に幼虫を捕食する魚を入れています。
(以下、略)

FORTH記事


◆5.(2016/09/07) ジカウイルス感染症の発生国への旅行者に向けての情報。(更新)


 2016年9月6日に、ジカウイルス感染症の発生国への旅行者に向けた注意喚起の情報が更新されました。また、WHOから性行為によるジカウイルスの感染を防ぐための暫定のガイドラインが出されました。性行為による感染が予想以上に多く見込まれ、渡航の際に注意を払うべき期間も長く取るべき方向で改訂されています。詳しくは、原文をご参照ください。

概要

 WHOは、これまでに得られた情報から、ジカウイルスが感染伝播する国や地域への渡航およびその国や地域との病疫に一般的な制限を行うべきものではないことを述べています。

 しかしながら、WHOは妊娠女性に対してジカウイルスの流行が続いている地域には旅行すべきでないことをアドバイスしています。このアドバイスは、ジカウイルスに感染した妊娠女性から生まれた赤ちゃんにおいて、小頭症やその他の神経学的合併症のリスクが増加することに基づいています。小頭症とは、赤ちゃんの頭が小さいままで生まれてきたり、誕生後に頭の成長が止まってしまったりする状態のことです。

 予防対策として、いくつもの国の政府が、これまでに得られた情報の評価や地域におけるリスク要因に基づいて、自国の住民に対し公衆衛生上と旅行上の注意喚起を行っています。

 ジカウイルスは、主にシマカ属の蚊に刺されることで人に感染します。また、ジカウイルスは性行為によっても感染します。(WHOは、性交渉による感染を防ぐための指針を出しています:Prevention of sexual transmission of Zika virus Interim guidance)
(以下、略)
FORTH記事


◆6.(2016/09/06) 国際保健規則に基づくジカウイルス及び神経疾患と新生児奇形の増加に関する第4回緊急委員会のWHO声明。


 国際保健規則(IHR 2005)に則り、ジカウイルスの感染が発生した幾つもの地域で小頭症やその他の神経障害患者が集団発生していることについて話し合うために、第4回緊急委員会が事務局長によって招集されました。会議は、2016年9月1日[ヨーロッパ中央時間]13:15から15:45まで電話会議で開かれました。

 委員会には、前回の第3回緊急委員会で出されて進言に基づき事務局長により発行された一時勧告の実施状況の要約が提供されました。また、委員会には、ブラジルで開催されたオリンピック大会の会期中および閉会後の発生状況に関する更新情報、ジカウイルスの地理的な広がり、自然経過、疫学、ジカウイルスが関係する小頭症やその他の新生児合併症、ギラン・バレー症候群(GBS)、性交渉によるジカウイルスの感染に対する現在の知見などの最新情報が提出されました。

 ブラジル、アメリカ合衆国、シンガポールといった加盟国からは、小頭症、GBS、ジカウイルスの伝播の中で起きているその他の神経障害、並びに実施中の感染制御への対策、に関する情報が提出されました。

 委員会は、オリンピック大会中は彼らの適切な公衆衛生対策が成果を収めたことから、ブラジルに対し祝辞を述べました。これまでのところ、大会中及び帰国後に、大会の参加者の中でジカウイルスと確定診断された患者の報告はありません。患者が出なかったことで、第3回緊急委員会で行われたオリンピックに関するリスク評価の結論が支持されます。

 この根拠が示されたことを踏まえつつ、委員会は、地理的には拡大が続き、このウイルスへの理解とその結果の間にはかなりの解離があることから、依然として、ジカウイルスの感染およびこれに関係する先天障害や神経障害が国際的な懸念に対する公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)の状態にあるという見解で一致しました。

 委員会は、これまでの会議の中で事務局長に提出してきた公衆衛生の各研究分野での進言を再度行いました。その研究分野とは、小頭症やその他の神経障害とジカウイルス感染症に関する公衆衛生上の研究、調査活動、媒介する蚊の制御・駆除、住民へのリスク情報の伝達、医療試験、旅行者の政策、調査研究、ワクチンに関連する医薬品の開発、治療薬、臨床検査などです。委員会は、この進言に基づいて、対策活動は現体制を維持し、すべてを実施し続けることを議題に上げました。また、委員会は、パラリンピック大会を開催するブラジルの都市を含めて、ジカウイルスの感染伝播が起きている国と地域への旅行およびその地域との貿易には一般制限を行うべきではない、とした以前の進言を再度確認しました。

 また、ジカウイルスの影響は長期的な問題であることを理解し、委員会は長期的かつ効果的な対策を確実に行うためには、WHOがさらに歩調を合わせて責任をもち、適切な体制基盤と計画の作成を考えるべきことを、事務局長に勧めました。
(以下、略)
FORTH記事


◆7.(2016/09/01) 黄熱に対する第2回HR緊急委員会の声明。


 2016年8月31日にWHOから黄熱に対する第2回IHR緊急委員会の声明が発表されました。
 註:本文はあくまで参考情報です。詳細な内容については原文をお確かめください。

声明の概要

 黄熱に対する第2回緊急委員会会議が、国際保健規則(IHR:2005)に則り、WHO事務局長によって招集され、2015年8月31日(ヨーロッパ中央時間)13:00から17:15までテレビ会議を使って行われました。

 WHO事務局は、アンゴラとコンゴ民主共和国(DRC)における黄熱の流行、および国際的な拡大が報告された国々や(拡大に対して)高いリスクのある国々の状況とその対応について委員会に報告書を提出しました。また、WHO事務局は、世界における黄熱ワクチンの在庫状況の最新の情報を提出しました。
 加盟国であるアンゴラ、コンゴ民主共和国、コンゴ共和国からは、委員会に更新された情報が提示されました。

 委員会は、アンゴラとコンゴ民主共和国(DRC)での黄熱の流行を含めて、感染が発生した国と支援組織によって行われた(感染拡大の)懸念への取り組みとその進展を議題としました。アンゴラでは6月23日以降に確定患者の報告はなく、DRCでも7月12日以降は報告がありません。これまでのところ、コンゴ共和国では確定患者の報告は確認されていませんが、DRCとコンゴ共和国との間には激しい人々の往来があるため、流行の拡大へのリスクが懸念されていました。委員会は、現在はウガンダでの流行が終息し、中国とケニアの感染輸入がさらなる伝播をもたらしていないことを聞き、安堵していることを示しました。
 委員会は、DRCのキンシャサで実施されている最近のキャンペーン期間中に、例外的に黄熱ワクチンの分割用量による接種法を採用し、非常に高い住民の接種率を達成したことを議題に上げました。分割用量による接種法からの免疫応答力の持続期間を含めて、現在、このキャンペーンの効果が評価されています。
 提供された情報を議論し検討した後、委員会はアンゴラやコンゴ民主共和国における黄熱流行の現在の状況は、国際的に脅威となる公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)には該当しないと判断しました。しかしながら、委員会は、(感染対策に)かなりの進展はあるものの、この流行は国際的な活動と支援を継続すべき深刻な公衆衛生上の事態であるとも結論付けました。また、差し迫った雨季の始まりは、媒介する蚊の活動を高め、局所的な黄熱の伝播のリスクを高めます。
(以下、略)
FORTH記事



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ロ)海外安全ホームページ医療情報
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外務省海外安全ホームページからの医療情報です。
日本人が比較的多くいる国(地域)の医療情報は下記に掲載します。
それ以外のものについては同ホームページを参照下さい。
(医療関係の情報を見るには、上記ページの「情報内容」の中の「病気」及び「医療・衛生」にチェックマークを入れて「検索」を実行してください。)

★インフルエンザにつきましては、情報が頻繁に更新されていますので、直接、海外邦人医療基金ホームページの「インフルエンザについて」
及び「鳥インフルエンザについて」
アクセスして下さい。


1.(2016/09/20) 米国フロリダ州におけるジカウイルス感染症の発生(妊娠中又は妊娠予定の方は可能な限り渡航をお控えください。)(その3)  
2.(2016/09/13) タイにおけるジカウイルス感染症の発生(妊娠中又は妊娠予定の方は可能な限り渡航をお控えください。)
3.(2016/09/12) 中国の鳥インフルエンザA(H7N9)のヒト感染症例発生(家禽との直接接触には御注意下さい。)(その6)
4.(2016/09/08) 感染症危険情報:(ジカウイルス感染症:中南米、アジア・大洋州、アフリカ。米国フロリダ州の一部地域で発生、妊娠中又は妊娠予定の方は可能な限り渡航をお控えください。)(その22)  
5.(2016/09/06) フィリピンにおけるジカウイルス感染症の発生(妊娠中又は妊娠予定の方は可能な限り渡航をお控えください。)
6.(2016/09/04) マレーシアにおけるジカウイルス感染症の発生(妊娠中又は妊娠予定の方は可能な限り渡航をお控えください。)
7.(2016/09/03) スペインにおけるクリミア・コンゴ出血熱の発生(ダニに咬まれたり、家畜などにむやみに触れないようにしてください)(その2)
8.(2016/09/02) アフリカにおける黄熱(黄熱ワクチンを接種し、渡航時には忘れず接種証明書を携行してください。)(その2)  
9.(2016/09/01) シンガポールにおけるジカウイルス感染症の発生(妊娠中又は妊娠予定の方は可能な限り渡航をお控えください。)(その3)


◆1.(2016/09/20) 米国フロリダ州におけるジカウイルス感染症の発生(妊娠中又は妊娠予定の方は可能な限り渡航をお控えください。)(その3)

【ポイント】
●マイアミビーチ市内のジカウイルス感染地域が1平方マイルから4.5平方マイルに拡大。フロリダ州全体の国内感染例は93例に。
●米疾病管理予防センター(CDC)は、妊婦及びそのパートナーに対し、感染が心配な場合には、フロリダ州マイアミデード郡全域への不要不急の渡航の延期を検討するよう呼びかけています。
●フロリダ州知事はマイアミ市ウィンウッド(Wynwood)地区を感染地域の指定から解除しましたが、同地区への渡航・滞在の際は、CDCのガイダンス等に従い、引き続き蚊に刺されないよう感染予防に努めてください。
(以下、略)

海外安全HP記事


◆2.(2016/09/13) タイにおけるジカウイルス感染症の発生(妊娠中又は妊娠予定の方は可能な限り渡航をお控えください。)

1 タイにおける国内感染の発生
(1)9月12日、バンコク都は、9月1日から5日にかけて、タイの首都バンコク中心部のサトーン(Sathorn)地区(バンコク有数のビジネス街であり、通勤する邦人も多くいます。)において、妊娠中の女性1名を含む22名がジカウイルス感染症に感染していたことを発表しました。22名の多くは既に回復しており、女性は既に出産し、現在母子ともに健康であるとのことです。
(2)ジカウイルス感染症は感染しても症状がないか(不顕性感染)、症状が軽いため感染に気づきにくいことがあります。しかし、妊娠中にジカウイルスに感染すると、胎児に小頭症等の先天性障害を来すことがあることから、特に妊娠中又は妊娠を予定している方は、流行国・地域への渡航を可能な限り控えるなど、十分な注意が必要です。
タイではこれまでにもジカウイルス感染症の発生が報告されており、タイに渡航予定の方及び現地に滞在されている方は、以下2を参照に引き続き、蚊に刺されないための対策を心がけてください。
(以下、略)

海外安全HP記事


◆3.(2016/09/12) 中国の鳥インフルエンザA(H7N9)のヒト感染症例発生(家禽との直接接触には御注意下さい。)(その6)

1.鳥インフルエンザA(H7N9)のヒト感染症例
(1)中国の国家衛生・計画生育委員会(NHFPC)は、2016年1月以降2016年7月までの鳥インフルエンザA(H7N9)のヒト感染例の報告数を、次のとおり公表しています。
   
   2016年  1月 感染者報告数28例 うち死亡  5人
          2月 感染者報告数29例 うち死亡 15人
          3月 感染者報告数17例 うち死亡  7人
          4月 感染者報告数11例 うち死亡  7人
          5月 感染者報告数 5例 うち死亡  1人
          6月 感染者報告数 7例 うち死亡  5人
          7月 感染者報告数 5例 うち死亡  1人
(2)また、2016年8月17日付けの世界保健機関(WHO)の情報によれば、6月24日から7月29日までに、中国政府は、北京市、福建省及び河北省で新たに死者1人を含む鳥インフルエンザA(H7N9)感染者5人が検査で確認されたことを報告しました。同報告では、感染者5人のうち,2名に生きた家禽類またはその家禽を処理する市場との接触機会があったとのことです。
(3)2016年4月26日付けWHOの報告によれば、香港においても中国広東省東莞市に訪問歴のある男性に鳥インフルエンザA(H7N9)の感染が確認されています。
(以下、略)

海外安全HP記事


◆4.(2016/09/08) 感染症危険情報:(ジカウイルス感染症:中南米、アジア・大洋州、アフリカ。米国フロリダ州の一部地域で発生、妊娠中又は妊娠予定の方は可能な限り渡航をお控えください。)(その22)

[前回からの更新内容]
・世界保健機関(WHO)が性行為感染の防止に関する暫定ガイダンスを更新(以下1(1))
・ジカウイルス感染症の発生地域にマレーシアを追加(以下2(1))「レベル1:十分注意してください。」
「特に妊娠中の方又は妊娠を予定している方は、流行国・地域への渡航・滞在を可能な限りお控えください。」

※厚生労働省のホームページにおいても関連情報が提供されていますので,こちらも併せてご確認ください。
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000109881.html

1.世界保健機関(WHO)による緊急事態宣言及び性行為感染の防止に関する暫定ガイダンスの更新
(1)9月6日、WHOは、ジカウイルス感染症に関し、性行為感染の防止に関する暫定ガイダンスを更新し、ジカウイルスの主たる感染経路は蚊媒介であるとしつつ、最近の調査結果に基づき、性行為による感染がこれまで考えられていたよりも一般化しているとの見解を示しました。調査結果からは、ウイルスが精液の中により長く残存することも分かっており、WHOは、流行地域から帰国した全ての男女に対し、症状の有無にかかわらず、帰国後も最低6か月間(従来の呼びかけでは「8週間」)はコンドームを常に使用するなど安全な性行為に努めるか、性行為を控えるべきとの勧告を行いました。また、WHOは、妊娠中の女性に対し、ジカウイルス感染症の流行地域に渡航しないよう呼びかけています。
(2)WHOは、2016年2月1日、ジカウイルス感染症に関する国際保健規則(IHR)緊急委員会第1回会合を開催し、小頭症及びその他の神経障害の急増が「国際的に懸念される公衆の保健上の緊急事態(PHEIC、Public Health Emergency of International Concern)」に該当することを宣言しました。9月1日に開催された第4回会合においても、感染拡大が継続していることを指摘するとともに、ウイルスに関するこれまでの理解と調査結果の間に大きな隔たりが見られることから、ジカウイルス感染症とそれに関連した先天性及び神経障害の発生が引き続きPHEICに該当するとの見解を示しました。
(3)以下2.のとおり、引き続き、各地でジカウイルス感染症が流行しています。特に影響の大きいブラジルでは、2015年11月から2016年8月第3週までに、9,091例の小頭症の疑い例が報告され、検査結果が確定した6,123件のうち1,845件について、先天性小頭症及び(又は)中枢神経異常と判定されています(ブラジル保健省発表)。1.米領プエルトリコにおける感染者の発生状況
(1)米保健福祉長官は、8月12日、プエルトリコにおけるジカウイルス感染症の現在の流行が妊婦及びジカウイルスに感染した妊婦から生まれる子供にとって、公衆の保健上の緊急事態であると宣言しました。
プエルトリコ保健当局によると、12日現在、10,690人がジカウイルスに感染し、うち1,035人が妊婦とのことです。
(以下、略)

海外安全HP記事


◆5.(2016/09/06) フィリピンにおけるジカウイルス感染症の発生(妊娠中又は妊娠予定の方は可能な限り渡航をお控えください。)

1 フィリピンにおける国内感染の発生
(1)9月6日、フィリピン保健省は、同国のイロイロ市出身の女性(45歳)がジカウイルスに感染していることが確認され、これはフィリピンで今年初めて確認された感染例であると発表しました。この女性は過去2週間の間に他の流行地域への渡航歴がないことから、フィリピン国内で蚊に刺されて感染した可能性が高いとしています。フィリピン政府は、地域当局と協力して蚊の対策(殺虫剤散布を含む。)を強化しており、住民に対して、蚊に刺されないよう対策を呼びかけています。
(2)ジカウイルス感染症は感染しても症状がないか(不顕性感染)、症状が軽いため感染に気づきにくいことがあります。しかし、妊娠中にジカウイルスに感染すると、胎児に小頭症等の先天性障害を来すことがあることから、特に妊娠中又は妊娠を予定している方は、流行国・地域への渡航を可能な限り控えるなど、十分な注意が必要です。
フィリピンではこれまでもジカウイルス感染症の発生が報告されており、フィリピンに渡航予定の方及び現地に滞在されている方は、以下2を参照に引き続き、蚊に刺されないための対策を心がけてください。
(以下、略)

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◆6.(2016/09/04) マレーシアにおけるジカウイルス感染症の発生(妊娠中又は妊娠予定の方は可能な限り渡航をお控えください。)

1 マレーシアにおける国内感染の発生
(1)9月3日、マレーシアのコタキナバルにおいて、ジカウイルスの感染例が多数報告されている国への渡航歴がない男性(61)がジカウイルスに感染していたことが確認されました。マレーシアでは、今月1日に、シンガポールから帰国した女性がジカウイルスに感染していたことが確認されていますが、本件は、マレーシアで国内感染が確認された初めての事例となります。
(2)ジカウイルス感染症は感染しても症状がないか(不顕性感染)、症状が軽いため感染に気づきにくいことがあります。しかし、妊娠中にジカウイルスに感染すると、胎児に小頭症等の先天性障害を来すことがあることから、特に妊娠中又は妊娠を予定している方は、流行国・地域への渡航を可能な限り控えるなど、十分な注意が必要です。ついては、マレーシアへの渡航・滞在を予定している方、既に現地に滞在されている方は、在マレーシア日本国大使館から最新情報を入手するとともに、以下2を参考に、蚊に刺されないための対策を行ってください。
(以下、略)

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◆7.(2016/09/03) スペインにおけるクリミア・コンゴ出血熱の発生(ダニに咬まれたり、家畜などにむやみに触れないようにしてください)(その2)

1.クリミア・コンゴ出血熱の発生状況
 クリミア・コンゴ出血熱はウイルスを保有したマダニに咬まれたり、ウイルスに感染した動物(特にヒツジなどの家畜)や人の血液や体液に接触することにより感染します。2~9日の潜伏期間ののち、発熱、関節痛、発疹、紫斑(出血)、意識障害などの出血症状がみられます。症状出現後2週間ほどで約30%が死亡します。回復する場合は、症状出現後9~10日で症状が改善します。
(1)9月1日、スペイン保健省は、国内初となるクリミア・コンゴ出血熱の感染者が2名確認されたことを発表しました。マドリード州保健局によれば、1例目の感染者は、8月25日にマドリード市内のグレゴリオ・マラニョン病院で死亡した62歳の男性で、アビラ県(マドリード市の西北西約110Km)を散歩中にダニに刺されたと述べていたとのことです。また、2例目の感染者は、1例目の患者の治療に当たっていた看護婦で、8月31日夜にマドリード市内のカルロス三世病院に転院し、症状は安定しているとのことです。現在、同2名の患者と接触のあった約200名(そのうち半数は病院関係者)が同保健局の監視下に置かれているとのことです。
(2)今回のスペインでのクリミア・コンゴ出血熱の発生は、西ヨーロッパにおいて最初の国内感染例と考えられており、スペイン保健省によれば、同省は既にマドリード市等と連携して対処しているとのことです。
(以下、略)

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◆8.(2016/09/02) アフリカにおける黄熱(黄熱ワクチンを接種し、渡航時には忘れず接種証明書を携行してください。)(その2)

本情報の対象国:アンゴラ、コンゴ民主共和国、ウガンダ

1 黄熱の発生状況(世界保健機関(WHO)発表)
(1) アンゴラでは、2015年12月以降、首都ルアンダを中心に感染者が急増し、3,984の感染疑い例(うち、感染確定は死亡369例を含む891例)が報告されました(8月18日時点)が、6月23日以降、新たな感染者は確認されていません。
(2) 隣国のコンゴ民主共和国では、2016年3月にアンゴラからの輸入例が確認され、その後、2,410の感染疑い例(検査済みは2,164例。そのうち、感染確定は死亡16例を含む75例)が報告されました(8月25日時点)が、7月12日以降、新たな感染者は確認されていません。
(3) ウガンダでは、2016年3月、首都カンパラ市の南西約130キロにあるマサカ地域で黄熱の感染者が確認され、その後感染が拡大しましたが、流行は既に終息しています。なお、ウガンダでの黄熱の流行は、アンゴラでの流行とは関連性がなかったとされています。
(4) アンゴラ及びコンゴ民主共和国政府は生後9か月以上のすべての渡航者に対して、またウガンダ政府はすべての渡航者に対して、黄熱予防接種証明書(イエローカード)の提示を求めています。流行状況の変化に伴い、これらの国やその周辺の国々では黄熱予防接種証明書に対する対応が変わる可能性があります。そうした国々に渡航・滞在を予定している方及び既に滞在中の方は、渡航先の在外公館等から最新の関連情報を入手するとともに、以下3(4)を参考に、黄熱ワクチンを必ず接種し、渡航時には黄熱接種証明書を忘れず携行するようにしてください。

2 世界保健機関(WHO)の対応
 WHOは、アフリカでの黄熱の流行に関し、8月31日、国際保健規則(IHR)緊急委員会の第2回会合を開催しました。同委員会の見解を踏まえ、WHO事務局長は、現時点では「国際的に懸念される公衆の保健上の緊急事態(PHEIC、 Public Health Emergency of International Concern)」には該当しないが、引き続き支援及びモニタリングが必要であるとしています。
(以下、略)

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◆9.(2016/09/01) シンガポールにおけるジカウイルス感染症の発生(妊娠中又は妊娠予定の方は可能な限り渡航をお控えください。)(その3)

1 シンガポールにおける国内感染の発生
 8月31日、シンガポール保健省は、これまで確認されていた82人に加え、新たに24人の国内感染による感染者が確認されたことを発表しました。また,同省が再検査を実施した症例からも9例の感染が確認されており、累計で115人の感染者が報告されています。
 保健省によれば、感染者の発生地域は、これまで確認されていたAljunied Crescent地区/Sims Drive地区に加え、Kallang Way地区、Payar Lebar地区にも広がっているとのことです。また、31日に確認された感染者の中には、Aljunied Crescent/Sims Drive地区に居住している妊婦1人が含まれているとのことです。
(2)ジカウイルス感染症は感染しても症状がないか(不顕性感染)、症状が軽いため感染に気づきにくいことがあります。しかし、妊娠中にジカウイルスに感染すると、胎児に小頭症等の先天性障害を来すことがあることから、特に妊娠中又は妊娠を予定している方は、流行国・地域への渡航を可能な限り控えるなど、十分な注意が必要です。ついては、シンガポールへの渡航・滞在を予定している方、既に現地に滞在されている方は、在シンガポール日本国大使館から最新情報を入手するとともに、以下2を参考に、蚊に刺されないための対策を行ってください。
(以下、略)

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