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ニュースレター(機関紙)

海外感染症情報(2016.10)
NL16100108
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イ)FORTH情報
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厚生労働省検疫所のホームページFORTH(For Traveller's Health)からの情報です。
最新(ニュースレター発行時)の更新情報のみを掲載します。
それ以外のものについては同ホームページを参照下さい。

★インフルエンザにつきましては、情報が頻繁に更新されていますので、直接、
海外邦人医療基金ホームページの
「インフルエンザについて」
及び「鳥インフルエンザについて」
アクセスして下さい。

1.(2016/10/19) コレラの10の事実。
2.(2016/10/17) 黄熱の発生状況。(更新24)
3.(2016/10/14) ジカウイルス感染症の発生状況。(更新35)
4.(2016/10/14) サル痘の発生 ‐中央アフリカ共和国‐。 
5.(2016/10/07) 野生型ポリオとワクチン由来ポリオの発生 ‐ナイジェリア‐。
6.(2016/10/06) 狂犬病の10の事実。
7.(2016/09/30) リフトバレー熱の発生 ‐ニジェール‐。
8.(2016/09/23) 中東呼吸器症候群コロナウイルス(MERS-CoV)の発生。(更新26)

*この他に特に医療関係者向けのニュースがありますが、詳しくは
ホームページをご覧下さい。


◆1.(2016/10/19) コレラの10の事実。


 アメリカ大陸地域でコレラの発生が最も多かったハイチをハリケーン・マシューが襲いました。今後、この国および周辺国では、コレラの発生が増えることが予想されます。WHOはコレラに関する要点を10項目にまとめ、10月12日に公表しました。

 コレラは急性下痢性感染症です。コレラ菌(Vibrio cholerae)O1型またはO139型を含む食べ物やコレラ菌を含んだ水の摂取によって引き起こされます。コレラは世界の公衆衛生上の脅威であり、社会の発展を欠くことを示す重要な指標です。

 最近、衛生環境の悪い場所に住む感染に弱い住民がかつてない規模で増えていることと平行して、コレラの再興が注目されています。

事実1:コレラは急性下痢性感染症で、治療をしなければ数時間で死ぬことがあります。
 コレラは急性感染性腸炎で、コレラ菌O1型またはO139型を含む食べ物や飲料水を摂取することで引き起こされます。感染は大量の水溶性の下痢症を起こします。

事実2:毎年、21,000人から143,000人がコレラで死亡しています。
 コレラで死亡する者のうち、僅かな感染者しかWHOには報告されていません。WHOには、過去5年間で、年間129,000人から589,000人のコレラ患者が報告されてきました。(しかし)毎年、130万人から400万人のコレラ患者が発生しているとみられています。

事実3:患者の80%は経口補水液の治療することで元気になります。
 極端に脱水症状がひどい患者には、点滴による輸液管理が必要になります。このような患者には、下痢の継続期間を短縮し、必要とされる補液量を減らし、糞便からコレラ菌が排泄される期間を短くするために、適正な抗菌薬の投与も必要とされます。

事実4:コレラを発症しても、80%の人は軽症または中等度の下痢症状だけです。
 衛生設備の整わないところでは、細菌が環境中に流れ出してしまいます。このような環境は、さらに患者を増やす潜在的な感染源となります。およそ75%の人はコレラ菌O1型またはO139型に感染しても如何なる症状も現しません。

事実5: コレラの発生リスクの高い場所は安全な飲料水の利用環境が限られ適切な衛生環境を欠く都市周辺のスラム街などです。
 コレラの感染リスクは生活基盤が整備されていない地域で最も高くなります。必要最低限の清潔な飲料水や衛生環境が整備されていない国内避難民や難民キャンプなども同様に感染リスクの高い地域になります。

事実6: 調査活動は流行地域に暮らす感染に弱い人々を確認しておくための最良の対策です。
 調査活動は介入を主導し、最適のタイミングで予防活動を行い感染発生に備えるために必要です。季節性の感染発生が予測できるときには、予防対策と感染管理は予測されるピークの前に強化し、流行への準備計画、医療従事者の訓練、必需品の事前配備といった活動を行う必要があります。

事実7: 安全で有効性のあるコレラ・ワクチンが、現在は一貫したコレラ対策の一部に組み入れられています。
 3種類の経口コレラ・ワクチンがWHOの事前審査に合格しています。これらは、数々の国で承認され、コレラのリスクの高い国のうち最も日常的に使用された国では、コレラの常在する地域で65%の人々を5年間感染から護り、減らしました。コレラ・ワクチンは、清潔な飲料水の供給など、この他に効果が確実なコレラの集団発生を予防・管理する活動と合わせて行う必要があります。

事実8:コレラは安全な飲料水と適切な衛生環境を利用できれば予防できる感染症です。
 コレラの感染管理は、できるだけ素早く患者を治療することに懸かっています。予防、対策準備、飲料水の安全性と適切な衛生環境を相互に作用させて、効率的な調査体制をとることが、感染発生を鎮静化し、患者の死亡率を下げる最良の方法です。コレラ・ワクチンも、コレラを予防することに重要な役割を果たします。

事実9:集団感染が発見されたら、直ちに治療できる環境を整備することが重要です。
 流行中は、直ちに十分な治療できる環境を確保しておく日常的な介入戦略が、死亡者を減らすこととなります。コレラの感染拡大は安全な飲料水の提供、適切な衛生設備、衛生習慣や安全に食べ物を扱う習慣によっても感染管理します。

事実10:現在、入国の条件としてコレラ・ワクチンの接種証明を必要とする国はありません。
 過去の経験から検疫対策および人々や食料の移動の禁止措置は必要ありません。

FORTH記事


◆2.(2016/10/17) 黄熱の発生状況。(更新24)


 2016年10月14日付けで、WHOより黄熱の発生状況が公表されています。詳細は原文でお確かめください。

更新の要点

●アンゴラの10月6日現在の疫学情報です。
 ・最後に確定された患者の発症日は6月23日でした。
 ・感染の可能性が高い患者42人が、この4週間に報告されました。
 ・ワクチン接種キャンペーンの第2弾が10月10日に始まりました。対象となる住民は、10州12地区
  に住む200万人超となります。
●コンゴ民主共和国における10月12日現在の疫学情報です。
 ・森林型黄熱以外で最後に確定診断された患者の発症日は7月12日でした。
 ・新たに森林型黄熱患者1人が、Tshuapa州Lingomoの衛生行政地域から報告されました。
 ・感染の可能性が高い患者16人が、現在も調査中です(キンシャサで4人、Kwango(クワンゴ)州
  で8人、Bas Uele、Kwilu、Lualaba、Sud Ubangiの各州で1人ずつ)。
 ・流行対策としてのワクチン接種キャンペーン対応策が、Kwango(クワンゴ)州Feshiの衛生行政
  地域で続けられており、Kasai(カサイ)州Mushengeの衛生行政地域でも、まもなく開始されます。
(以下、略)
FORTH記事


◆3.(2016/10/14) ジカウイルス感染症の発生状況。(更新35)


 2016年10月13日付けでWHOより発表されたジカウイルス感染症(いわゆるジカ熱)の発生状況に関する報告です。ジカウイルス感染症の発生状況は以下のとおりです。

情報更新の要点

●先週、新しく蚊の媒介によるジカウイルス感染症が報告された国や地域はありません。
●先週、新しくジカウイルス感染症と関連する可能性のある小頭症や他の中枢神経系(central nerve system: CNS)の奇形が報告された国や地域はありません。
●先週、新しくジカウイルス感染症と関連するギラン・バレー症候群(GBS: Guillain-Barre syndrome)が報告された国や地域はありません。
(以下、略)

FORTH記事


◆4.(2016/10/14) サル痘の発生 ‐中央アフリカ共和国‐。


 2016年10月13日に公表された世界保健機関(WHO)の情報によりますと、2016年9月6日に、Haute-Kotto(オート・コト州)健康行政地区の保健省スタッフから、Ira Banda健康保健センターに入院したサル痘疑い患者について、中央管理レベルでの警報が出されました。最初の患者は猟師で、8月17日に発症し、検査のための検体が採取されることなく、村で死亡しました。9月4日から10月7日までに、患者26人が入院し、このうち3人からサル痘が検査確認されました。現在、流行の規模を評価するために、疫学調査が行われています。

●公衆衛生上の取り組み
・感染の可能性の高い患者に対する公衆衛生上の監視活動を強化すること
・医療従事者が個人用保護具を身に着ける訓練をすること及び、医療施設では適切な手指の衛生とその手順への注意喚起を図ること
・患者管理のために2つの隔離病室を設置すること
・サル痘に感染した患者に対し無料で診療を提供すること
・サル痘の感染伝播を防ぐための予防対策を取ることへの注意を国民の間に喚起するすること
・患者管理と予防対策を支援する国際医療隊やカトリック協会の機関救援・対策援助を受け入れること

●WHOによるリスクアセスメント
 アフリカ熱帯地域では小規模なサル痘の集団感染は、常に発生しています。サル痘は、通常、感染した動物との接触や感染した動物による咬傷を介して人に感染します。また、集団感染時には、患者との濃厚な接触を介して人から人に感染伝播が起こることがあります。しかし、これまでに、人から人への感染伝播だけで人に対してサル痘の感染伝播が続いたことはありません。
 
 もし、地域内の医療施設に十分に隔離できる設備の病室がなく、人と人との間でサル痘の大規模な感染伝播が分かったときには、WHOは、病気の感染伝播を防ぐために、個々人および医療従事者が感染を予防し、患者に医療処置を行う際の感染管理の手順を踏むことを促します。
 
 現段階では、この集団感染の地域が比較的離れた場所にあり、人口も疎らなため、国際的に拡がるリスクは限られているようです。
 
 WHOは、現時点で入手できる情報に基づく限り、中央アフリカ共和国への旅行や交易に対して如何なる制限も勧めてはいません。

FORTH記事


◆5.(2016/10/07) 野生型ポリオとワクチン由来ポリオの発生 ‐ナイジェリア‐。


 2016年10月6日付で公表されたWHOの情報によりますと、ナイジェリアで野生型ポリオとワクチン由来ポリオの発生がありました。今後の情報に注意してください。

●発生状況の詳細情報
野生型ポリオ(1型)の集団発生
 ナイジェリアでは野生型ポリオが2年以上確認されていませんでしたが、政府は、2016年7月と8月に野生型ポリオウイルス1型(WPV1)患者3人を確認したことを報告しました。

 年齢2歳から5歳までの患者3人全員が、ボルノ州で確認されました。このうちの2人は急性弛緩性麻痺(AFP)を発症し、1人は無症候性でした。この患者は急性弛緩性麻痺を起こした患者の濃厚接触者であることが確認されました。

 検出されたウイルスは、2011年にボルノ州で最後に検出されたWPV1株と密接に関係していました。このことは、このウイルス株がその時から検出されないままに伝播を続けていたことを示しています。

ワクチン由来ポリオ患者
 野生型ポリオ患者の報告に加えて、この地域で実施されている調査活動の強化の一部として、最近、野生型ポリオウイルス1型患者の1人と接触した家族内の健康人から採取された検体でワクチン由来ポリオ(2型)が検出されたことが報告されました。

 この分離株の遺伝子配列の解析からも、このワクチン由来ポリオ(2型)ウイルス株が、少なくとも2年間は検出されることなく、この地域内伝播を続けていたことを示しています。
(以下、略)
FORTH記事


◆6.(2016/10/06) 狂犬病の10の事実。


 9月28日は、世界狂犬病デーでした。これに合わせて、WHOは狂犬病に関する要点を10項目にまとめ、9月27日に公表しました。

 毎年、100か国以上で数千の人々が狂犬病で死亡しており、そのほとんどは医療と獣医の制度への利用環境が限られ、質・量ともに十分でない地域で発生しています。狂犬病の感染管理計画が成功するための柱は、3本(地域活動への参加、住民の教育および注意力の向上と犬への集団ワクチン接種の利用環境、咬まれた後の治療への環境)で構成されています。

 各国は、狂犬病を歴史本の中だけのものとするために、対策の規模を拡大させ、2030年までに死亡者をゼロにする目標を立てて、取り組んでいます。

事実1:狂犬病は症状が現れてしまうと、ほとんどが死に至ります。
 飼っている動物も野生動物も、人に狂犬病を感染させることができます。感染伝播は狂犬病ウイルスに感染した動物、通常は犬に咬まれることで、起こります。潜伏期間はさまざまですが、通常は2-3か月です。症状が現れるまでに、ウイルスは中枢神経系全体に拡がり、感染者は必ず死に至ります。

事実2:狂犬病は、南極を除く全ての国に存在します。
 毎年、推定で59,000もの人々が狂犬病で生命を失っています。死亡者の99%がアフリカとアジアで発生し、80%が僻地で医療施設が乏しい地域に住む人々です。その結果、狂犬病は報告数が実際よりも少なくなっています。

事実3:犬、狂犬病を伝播できるコウモリなどの動物から距離をおいてください。
 狂犬病で死亡する患者の95%までが主に犬から感染しています。特に、アジアとアフリカでは犬が感染源です。アメリカ大陸では、コウモリが主な感染源となっています。キツネ、アライグマ、ジャッカル、マングース、その他の肉食系の宿主となる動物に咬まれて、人が死亡することは極めて稀です。

事実4:狂犬病死亡する10人のうち4人は15歳未満の子どもです。
 全ての年齢層に感染の危険がありますが、子どもは遊びへの興味から、犬を怖がらず、狂犬病に注意することもなく近づくため、最も感染しやすい存在です。研究では、子どもは叱られることを恐れて、咬まれて傷ついていることを隠す傾向があり、最初の処置や適切な医療が受けられていない可能性があることが示されています。

事実5:狂犬病に罹った動物に咬まれることを防ぐ鍵は、教育と注意力の向上です。
 どのように動物に咬まれることを避けるかを子どもに教えることは、狂犬病の予防と感染管理における重要な要素です。WHOは、狂犬病への注意力を向上させ、責任ある犬の飼い主を支援するために、さまざまな支援組織とともに地域での教育に取り組んでいます。

事実6:さまざまな分野が協調して活動することが、狂犬病対策には重要です。
 WHOは、戦略的に支援組織と共同で、人間と動物における将来の展望により、狂犬病に取り組む各国の計画や地域ネットワークを支援しています。これには、人にも犬にも、安価かつ安全で有効性のあるワクチンを容易に接種できる環境を作ることも含まれています。

事実7:犬に咬まれたら、傷口を水で洗い、素早く対処することが、助かるには重要です。
 咬まれた傷口は、15分以内に、直ちに、そして徹底して、石鹸と水で洗わなければなりません。咬まれた人は、一番近い医療施設を教えてもらう必要があります。毎年、1,500万人以上が、犬に咬まれた後に、狂犬病のワクチンを接種しています。

事実8:人が罹る狂犬病は100%ワクチンで予防できます。
 感染者の死亡はワクチンを接種することで避けることができますが、ワクチン接種への介入だけでは狂犬病を撲滅することはできません。また、かかる費用も時間とともに増えるだけです。狂犬病の動物に咬まれた多くの人にとって、咬まれた後の治療には、毎回、一日の平均収入に当たる破滅的な金額が財布から出ていくことになります。

事実9:犬の集団ワクチン接種は、感染経路を遮断します。
 野良犬を含め、少なくとも70%の犬にワクチンが接種されれば、人への狂犬病の感染を防ぐことができ、感染経路を遮断することができます。犬の集団ワクチン接種が、バングラデシュ、南アフリカ(KwaZule-Natal州)、フィリピン、タンザニアで実施され、狂犬病の感染対策には犬の集団ワクチン接種が適していることが、示されています。

事実10:より信頼できるデータが狂犬病の予防計画を向上させます。
 狂犬病を含め、疾病の予防と管理に対し効果の高い計画で実施するためには、信頼できるデータが必要です。WHOと支援団体は各国政府が検査体制を向上させ、人と贓物の疾病調査を強化させることを支援するために技術的なガイドラインを作成しています。
FORTH記事


◆7.(2016/09/30) リフトバレー熱の発生 ‐ニジェール‐。


 2016年9月29日に公表された世界保健機構(WHO)の情報によりますと、2016年8月30日にニジェール北西部にあるマリと国境を接する地域で、家畜に流産や死亡個体が発生するとともに、人でも原因不明の死亡者が出ていることの報告を、WHOは受けました。

 2016年8月2日から9月22日にかけて、死亡者23人を含む患者64人が、Tahoua(タウア)地方Tchintabaraden保健衛生地区から報告されました。この地域には、主に遊牧用の家畜業者が住んでいます。

 患者の多くは男性(62.5%)で、農業もしくは家畜業の仕事をしています。感染が発生した地域では、この時期に家畜の間でも流行の発生が報告され、牛や小型の反芻動物に流産や死亡個体が発生しました。

 2016年9月16日に、ダカールのパスツール研究所(IP)で検査された人からの検体13本のうち6本で、リフトバレー熱(RVF)が陽性と判明しました。検査された動物からの検体6本のうち3本でもRVFに陽性でした。遺伝子配列分析とさらなる検査が行われています。流行の地域内の発生源を確認するため、または、それを否定するために、遺伝子配列の結果が必要とされます。また、ニジェールに対する検査体制への支援が検討されています。
(以下、略)
FORTH記事


◆8.(2016/09/23) 中東呼吸器症候群コロナウイルス(MERS-CoV)の発生。(更新26)


 2016年9月21日に公表された世界保健機構(WHO)の情報によりますと、サウジアラビアの国際保健規則(IHR)国家担当者は、2016年8月23日から9月11日までの間に、新たに中東呼吸器症候群(MERS)の感染者5人をWHOに報告しました。
(以下、略)
FORTH記事



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ロ)海外安全ホームページ医療情報
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外務省海外安全ホームページからの医療情報です。
日本人が比較的多くいる国(地域)の医療情報は下記に掲載します。
それ以外のものについては同ホームページを参照下さい。
(医療関係の情報を見るには、上記ページの「情報内容」の中の「病気」及び「医療・衛生」にチェックマークを入れて「検索」を実行してください。)

★インフルエンザにつきましては、情報が頻繁に更新されていますので、直接、海外邦人医療基金ホームページの「インフルエンザについて」
及び「鳥インフルエンザについて」
アクセスして下さい。


1.(2016/10/18) 鳥インフルエンザA(H7N9)のヒト感染症例発生(家禽との直接接触には御注意下さい。)(その7)  
2.(2016/10/18) 感染症広域情報:ポリオの発生状況(ポリオ発生国に渡航する際は、追加の予防接種をご検討ください。)(その3)
3.(2016/10/14) 米国フロリダ州におけるジカウイルス感染症の発生(妊娠中又は妊娠予定の方は可能な限り渡航をお控えください。)(その4)
4.(2016/09/30) タイにおけるジカウイルス感染症の発生(妊娠中又は妊娠予定の方は可能な限り渡航をお控えください。)(その2)  
5.(2016/09/27) 感染症危険情報:(ジカウイルス感染症:中南米、アジア・大洋州、アフリカ。米国フロリダ州の一部地域で発生、妊娠中又は妊娠予定の方は可能な限り渡航をお控えください。)(その23)
6.(2016/09/23) MERSコロナウイルスによる感染症の発生(ラクダとの接触は避けてください。)(その88)


◆1.(2016/10/18) 鳥インフルエンザA(H7N9)のヒト感染症例発生(家禽との直接接触には御注意下さい。)(その7)

【ポイント】
●中国及び香港で鳥インフルエンザA(H7N9)の感染者が報告されています。
●現時点では、人から人への持続的な感染は確認されていませんが、中国や香港に渡航・滞在する際は、こまめに手を洗う、生きた鳥を扱う市場や家禽飼育場への立入を避けるなど、予防に心がけて下さい。

1.鳥インフルエンザA(H7N9)のヒト感染症例
(1)中国の国家衛生・計画生育委員会(NHFPC)は、2016年1月以降2016年9月までの鳥インフルエンザA(H7N9)のヒト感染例の報告数を、次のとおり公表しています。   
   2016年 1月 感染者報告数28例 うち死亡  5人
          2月 感染者報告数29例 うち死亡 15人
          3月 感染者報告数17例 うち死亡  7人
          4月 感染者報告数11例 うち死亡  7人
          5月 感染者報告数 5例 うち死亡  1人
          6月 感染者報告数 7例 うち死亡  5人
          7月 感染者報告数 5例 うち死亡  1人
          8月 感染者報告数 0例 うち死亡  0人      
          9月 感染者報告数 0例 うち死亡  1人
(2)さらに、2016年4月26日付けWHOの報告によれば、香港においても中国広東省東莞市に訪問歴のある男性に鳥インフルエンザA(H7N9)の感染が確認されています。
(3)つきましては、中国及び香港への渡航を予定している方又は既に滞在中の方は、在中国日本国大使館及び各総領事館のホームページなどから最新の関連情報を入手し、以下2.を参考に十分な感染予防に努めてください。
(以下、略)

海外安全HP記事


◆2.(2016/10/18) 感染症広域情報:ポリオの発生状況(ポリオ発生国に渡航する際は、追加の予防接種をご検討ください。)(その3)

本情報の対象国:パキスタン、アフガニスタン、ナイジェリア、ギニア、マダガスカル、ラオス、ミャンマー、ソマリア、赤道ギニア、カメルーン、ニジェール、チャド、ウクライナ

【その2(2016年8月26日発出)からの更新内容】
・アフガニスタンの出入国に関する情報を更新。1(2)

【ポイント】
●世界保健機関(WHO)は、2014年5月5日、ポリオウイルスの国際的な広がりが、「国際的に懸念される公衆の保健上の緊急事態(PHEIC、 Public Health Emergency of International Concern」であることを宣言しています。
●ポリオが発生している国に渡航する人は、追加の予防接種を検討してください。

1 ポリオの発生状況
(1)世界保健機関(WHO)は、2014年5月5日、ポリオウイルスの国際的な広がりが、「国際的に懸念される公衆の保健上の緊急事態(PHEIC、 Public Health Emergency of International Concern」であることを宣言しました。また、2016年8月22日、国際保健規則(IHR)緊急委員会第10回会合の結果を踏まえ、現在の状況が引き続きPHEICに該当すると宣言しています。
(2)WHOの発表によれば、現在、パキスタンとアフガニスタンの2か国が「ポリオウイルス(野生型又はワクチン由来)を国外に輸出している国」とされています。パキスタンでは2016年2月1日、アフガニスタンでは2015年6月6日を最後に野生型ポリオウイルスの感染輸出例は報告されていませんが、予防接種の徹底や国境管理の強化など、ポリオの根絶に向けた努力が引き続き求められています。
 なお、パキスタン政府は、同国に4週間以上の長期滞在する外国人を含めた全ての人にポリオワクチン接種を義務化し、WHOが推奨する国際予防接種証明書の交付を行っています。
 また、アフガニスタン政府は、同国に6か月以上滞在した外国人を含む全ての人に対し、同国から出国する際には、ポリオの予防接種を受けていなければならないとしています。予防接種は出国の6週間前までに受けていることが望ましく、出国にあたっては国際予防接種証明書の所持が求められます。出国の際に同証明書を所持していない場合は、空港で予防接種を受けなければならないとされています。また、1度予防接種を受けていれば、1年間のうち複数回の出入国が可能であり、それ以降は1年毎に再接種を受けなければならないとしています。
 なお、アフガニスタン入国時には、パキスタンから入国する10歳未満の子どもを除き、予防接種は義務づけられていませんが、個人的予防策として、ワクチン接種が完了していない5歳未満の子どもは、ワクチンを接種すべきとしています。ポリオワクチンの国際予防接種証明書を持っていない場合は、アフガニスタンへの渡航及び同国からの出国にあたり、十分ご注意ください。
(3)2016年8月11日、ナイジェリア政府は、同年7月、同国北東部のボルノ州において、子ども2人に野生型ポリオウイルスによる急性弛緩性麻痺症例が発生したことを報告しました。ナイジェリアでは、2014年7月以降野生型ポリオウイルス感染者は報告されていませんでしたが、今回新たな発生が確認されたこと、また、2016年3月には、同じボルノ州で採取された汚水検体からワクチン由来ポリオウイルスの検出も報告されていたことから、WHOは、過去数年間に亘ってポリオウイルスが検出されずに伝播していた可能性があるとして、更なる国際的な感染拡大に懸念を表明しています。特に、同地域は、カメルーン、チャド及びニジェールと国境を接しており、これら4か国の間で感染が拡大するリスクは高いとの見解を示しています。
(4)WHOは、ナイジェリアのほか、マダガスカル、ミャンマー、ギニア及びラオスの5か国を、「ポリオウイルス(野生型又はワクチン由来)の発生があるが、現在は国外に感染を輸出していない国」としています。マダガスカルでは2015年8月22日、ミャンマーでは同年10月5日、ギニアでは同年12月14日、ラオスでは2016年1月11日以降、新たな感染者は報告されていません。また、ソマリア、赤道ギニア、カメルーン、ニジェール、チャド及びウクライナの6か国については、「もはやポリオウイルス(野生型又はワクチン由来)の発生がないが、引き続き国際的な感染拡大を受けやすく、ワクチン由来ポリオウイルスの出現と伝播が起こりやすい国」としています。
(5)ついては、これらの地域への渡航を予定している方及び現地に滞在している方は、以下を参考に、ポリオの予防接種を検討してください。特に、現在ポリオウイルス感染者の発生が報告されている地域に渡航する場合は、以前に予防接種を受けていても、追加接種をご検討ください。現地の小児定期予防接種一覧、医療機関情報等については、現地在外公館のホームページや在外公館医務官情報(末尾に掲載)をご参照ください。
海外安全HP記事


◆3.(2016/10/14) 米国フロリダ州におけるジカウイルス感染症の発生(妊娠中又は妊娠予定の方は可能な限り渡航をお控えください。)(その4)

1 マイアミ市北部における新たな感染地域の指定
(1)10月13日、スコット・フロリダ州知事は、マイアミ市内北部の1平方マイルの地域(NW 79th Street、 NW63th Street、 NW 10th Avenue、 N. Miami Avenueで囲まれる地域)を新たにジカウイルス感染症の感染地域に指定しました。州保健局の調査で、同地域内で5名(男性3名、女性2名)の感染が確認され、いずれも流行地域への渡航歴のない感染(国内感染)であることから、今回新たに指定された地域で蚊に刺されて感染したことが明らかになりました。
これにより、マイアミ・デード郡内の感染地域は、これまでも感染地域に指定されていたマイアミビーチ市内の4.5平方マイルの地域(8th Street~63th Street)と併せて2か所となりました。
州保健局の発表によれば、フロリダ州全体では、10月12日までに153例(このうちマイアミビーチ市内の感染地域で63例)の国内感染例が確認されているとのことです。発生区域の地図等、最新情報は在マイアミ日本国総領事館のホームページ( http://www.miami.us.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html )をご参照ください。また、フロリダ州保健局のホームページ( http://www.floridahealth.gov/index.html )(英文)では、感染者の発生状況が毎日更新されています。
(以下、略)

海外安全HP記事


◆4.(2016/09/30) タイにおけるジカウイルス感染症の発生(妊娠中又は妊娠予定の方は可能な限り渡航をお控えください。)(その2)

【ポイント】
●タイ国内で、ジカウイル感染症に関連した小頭症例が初めて報告されたとの報道がありました。
●妊娠中にジカウイルス感染症に感染すると、胎児に小頭症等の先天性障害を来すおそれがあります。特に妊娠中又は妊娠予定の方は、タイへの渡航を可能な限りお控えください。やむを得ず現地に渡航・滞在する場合には、主治医と相談の上で、厳重な防蚊対策に努めてください。

1 タイにおける国内感染の発生
(1)9月30日、タイ保健省が同国内において初となるジカウイルス感染症に関連した小頭症例が2例確認されたことを発表したとの報道がありました。ジカウイルス感染症に関連した小頭症例が確認されたのは、東南アジアでは今回が初めてのことです。
(2)タイでは、9月初めに首都バンコク中心部のサトーン(Sathorn)地区(バンコク有数のビジネス街であり、通勤する邦人も多くいます。)で、妊娠中の女性1名を含む22名の感染者が報告され、その後も国内で感染者が増加しています。
(3)ジカウイルス感染症は感染しても症状がないか(不顕性感染)、症状が軽いため感染に気づきにくいことがあります。しかし、妊娠中にジカウイルスに感染すると、胎児に小頭症等の先天性障害を来すことがあることから、特に妊娠中又は妊娠を予定している方は、流行国・地域への渡航を可能な限り控えるなど、十分な注意が必要です。
タイではこれまでにもジカウイルス感染症の発生が報告されており、タイに渡航予定の方及び現地に滞在されている方は、以下2を参照に引き続き、蚊に刺されないための対策を心がけてください。
(以下、略)

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◆5.(2016/09/27) 感染症危険情報:(ジカウイルス感染症:中南米、アジア・大洋州、アフリカ。米国フロリダ州の一部地域で発生、妊娠中又は妊娠予定の方は可能な限り渡航をお控えください。)(その23)

【ポイント】
●ジカウイルス感染症は、蚊に刺されること以外にも、性行為によって感染することがあります。妊娠中又は妊娠予定の女性が感染すると、母子感染によって胎児に小頭症等の先天性障害を来す可能性もあり、流行地域に渡航・滞在中の男女は十分な注意が必要です。
●ジカウイルス感染症は、感染しても症状が出ないか、症状が軽いため気づきにくいことが多く、性行為感染や母子感染のリスクを避けるためにも、流行地域から帰国した男女は、症状の有無にかかわらず、少なくとも6か月間は性行為の際にコンドームを使用するか、性行為を控えるようにしてください。
●日本国内にもジカウイルスを媒介する蚊(ヒトスジシマカ)が生息しています。国内で感染を広げないためにも、流行地域からの帰国後は、症状の有無にかかわらず、少なくとも2週間程度は忌避剤を使用し、蚊に刺されないための対策を行ってください。

[前回(その22)からの更新内容]
・ジカウイルス感染症の発生地域にセントクリストファー・ネーヴィスを追加(以下2(1))
・ブラジルにおける小頭症例の報告数(以下1(3))
・国内における感染者(輸入症例)の報告数(以下2(2))
・ブラジルにおけるデング熱及びチクングニア熱症例の報告数(以下5)
(以下、略)

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◆6.(2016/09/23) MERSコロナウイルスによる感染症の発生(ラクダとの接触は避けてください。)(その88)

○本情報の発出対象国:サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、カタール、オマーン、ヨルダン、イラン、クウェート、レバノン、イエメン、バーレーン

○その87からの主な変更点
 ・世界全体の感染者等の数(以下1.(1))
 ・サウジアラビアにおける新規感染者の報告(以下1.(3))

【ポイント】
●中東呼吸器症候群(MERS)は、主に中東地域で発生しています。感染源動物とされるラクダとの接触や、ラクダの未加熱肉や未殺菌乳の摂取は避けるようにしてください。
●感染した人との濃厚接触による感染(飛沫感染,接触感染)も報告されています。咳やくしゃみの症状があり、感染が疑われる患者との接触も避けるようにしてください。
(以下、略)

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