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ホーム > 海外医療情報 > ウェストナイル感染症について

ウェストナイル感染症について

■経緯及び流行状況

1937年
アフリカのウガンダWest Nile地方で発熱患者からウィルスが分離される。
1951年-1954年
イスラエルで流行
1957年
イスラエルで流行
1962年
フランスで流行
1974年
南アフリカで流行
1994年
アルジェリアで流行
1996年-1997年
ルーマニアで流行
1997年
チェコスルバキア、イタリアで流行
1998年
コンゴ共和国で流行
1999年
米国、ロシアで流行
2000年
米国、イスラエル、フランスで流行
2001年-2005年
米国で流行

■米国における患者数、死亡者数、発症月の推移

患者数 死亡者数 発症月
1999年 62 7 8- 9月
2000年 21 2 7- 9月
2001年 66 9 7-12月
2002年 4,156 284 7-12月
2003年 9,862 264 7- 6月 (2004/6月迄)
2004年 2,539 100 7- 6月 (2005/6月迄)
2005年 3,000 119 7- 5月 (2006/5月迄)

■ウェストナイル感染症とは

ウェストナイル熱ウェストナイル脳炎とがあります。
ウェストナイル感染症は蚊に刺されて感染する病気で、潜伏期間は3~15日で、倦怠感、悪心、悪寒、発熱、頭痛がみられます。治療は対症療法で行います。多くの人は症状が出ないまま治りますが、50歳以上の方や免疫機能の低下している人では重症化することがあります。
(人の場合、感染例の約80%は不顕性感染に終わり、顕性感染は約20%程度です。また重症化するのは、感染者の約1%と言われており、重症化する患者は高齢者に多く、致命率は3~15%とされています)

■症状

ウェストナイル熱
突然の発熱(39度以上)、頭痛、筋肉痛、食欲不振など。
約半数で胸部、背,上肢に発疹が認められる。
症状は通常1週間以内で回復するが、その後倦怠感が残ることも多い。
ウェストナイル脳炎:
上記症状に加え、激しい頭痛、方向感覚の欠如、麻痺、意識障害、痙攣などを呈する。
米国の例では約半数に筋力低下が認められる。

(脳炎を発症するのは感染者約150人に対して1人の割合です)

■病原体

フラビウィルス科フラビウィルス属のウェストナイルウィルス(West Nile virus)。
このウィルスは日本脳炎と極めて近い関係にあるウィルスです。
アフリカ、西アジア、中東、ヨーロッパ、北米で見つかっています。

■感染経路

ウェストナイルウィルスは自然界においては、鳥と蚊の感染サイクルで維持されています。
人の場合、ウェストナイルウィルス感染蚊に刺されることにより感染します。(媒介する蚊 は、イエカ、ヤブカなどです)
(また馬などの哺乳動物にも感染し、流産や脳炎を発症することが報告されています)
人から人への感染例はありません。
(但し、輸血、臓器移植、母乳を介しての感染を疑わせる報告があり、現在米国で調査中です)

■治療法

現在は対症療法のみです。

■参考ホームページ