4.犬糸状虫 Dirofilaria imitis
 成虫が犬に寄生している糸状虫で、人体寄生虫ではない。幼虫が人体に侵入した場合、まもなく死に絶える。しかし、その 死骸が悪性病変と間違えられるので問題になっている。

【感染リスク】 ヤブカ Aedes が主な媒介者である。わが国でも犬の30%程度に寄生がみられる。 ヒトの感染例としては40歳以上の年齢層に多く、男女差はみられない。

【症状と診断】 人体に入った犬糸状虫は、多くの場合、肺で死滅する。感染者の多くは無症状であるが、時に喉や胸痛などの症状がみられる。 死滅虫体は胸部X線で円形の陰影として認められる。このため、肺癌の疑いで切除した標本から本虫体が発見され 診断に至ることが多い。


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